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福島第1原発 ウニ・アワビ漁解禁も今年は全面中止
福島第1原発事故の影響で福島県沖での漁業は全域で停止中だ。素潜りで取るウニ・アワビ漁は1日が解禁日だが、今年の全面中止がすでに決まっており、漁師の痛手は大きい。「家があるだけまし」。いわき市のベテラン漁師は言うが、「来年以降、いつ再開できるかも分からない」と風評被害に不安をのぞかせる。
津波で堤防が崩壊したいわき市の四倉漁港。ウニ・アワビ漁解禁を前に、新田正さん(63)は、土台だけになった作業小屋の近くでつぶやいた。「堤防の下敷きになって多くのウニも死んだ。今年は良いウニが取れるはずだった」
いわき市は質の高いムラサキウニが取れ、「ウニの貝焼き」は特産品だ。30年以上素潜り漁を続けてきた新田さんは、「シュノーケルを付けるのは素人」と、ゴーグルと潜水服姿で潜ってきた。
津波では、乗っていた車ごと100メートル以上流されたが、命は助かった。海岸線に近い仲間の家は流され、家族を失った漁師もいる。
さらに打撃となったのは福島第1原発事故。4月4日、原発から汚染水の放出が始まった。素潜り漁は漁師に危険が伴うため、新田さんが属するウニ・アワビ漁師の組合は、13日に漁中止を決めた。
漁の期間は8月までだが、今年は一切できず、来年以降の見通しも立たない。「来年になれば取れるという保証もないし、取れても買ってもらわなければ意味がない」と新田さん。福島県漁連の野崎哲会長は「沖合に出る漁船が軒並みやられた中、小回りの利くウニ・アワビ漁は漁業復興の先駆けになると考えていた」と話すが、「地震、津波、放射能、風評被害の4点セット」が漁再開に影を落とす。【石川淳一】
(この記事は社会(毎日新聞)から引用させて頂きました)
福島第1原発事故の影響で福島県沖での漁業は全域で停止中だ。素潜りで取るウニ・アワビ漁は1日が解禁日だが、今年の全面中止がすでに決まっており、漁師の痛手は大きい。「家があるだけまし」。いわき市のベテラン漁師は言うが、「来年以降、いつ再開できるかも分からない」と風評被害に不安をのぞかせる。
津波で堤防が崩壊したいわき市の四倉漁港。ウニ・アワビ漁解禁を前に、新田正さん(63)は、土台だけになった作業小屋の近くでつぶやいた。「堤防の下敷きになって多くのウニも死んだ。今年は良いウニが取れるはずだった」
いわき市は質の高いムラサキウニが取れ、「ウニの貝焼き」は特産品だ。30年以上素潜り漁を続けてきた新田さんは、「シュノーケルを付けるのは素人」と、ゴーグルと潜水服姿で潜ってきた。
津波では、乗っていた車ごと100メートル以上流されたが、命は助かった。海岸線に近い仲間の家は流され、家族を失った漁師もいる。
さらに打撃となったのは福島第1原発事故。4月4日、原発から汚染水の放出が始まった。素潜り漁は漁師に危険が伴うため、新田さんが属するウニ・アワビ漁師の組合は、13日に漁中止を決めた。
漁の期間は8月までだが、今年は一切できず、来年以降の見通しも立たない。「来年になれば取れるという保証もないし、取れても買ってもらわなければ意味がない」と新田さん。福島県漁連の野崎哲会長は「沖合に出る漁船が軒並みやられた中、小回りの利くウニ・アワビ漁は漁業復興の先駆けになると考えていた」と話すが、「地震、津波、放射能、風評被害の4点セット」が漁再開に影を落とす。【石川淳一】
(この記事は社会(毎日新聞)から引用させて頂きました)
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